
計4体の仏像が残っており、一つの石仏群を成している。
大刹すなわち大寺と伝わるこの寺跡は、咸安面大山里1139番地内に位置する。計4体の仏像が残っており、一つの石仏群を成しているが、このうち最も完全な像は2体の菩薩立像で、形式や様式が似ており、立仏像の左雨脇侍で造成されたものと推測される。
両菩薩像は楕円形のおだやかな顔やこぢんまりとした体躯、そして8角と円形の2段台座などから統一新羅初期様式の伝統を継承した面を示しているが、円筒形の高い冠や平らな体躯、幾何学的な依紋、韓服式服などの表現は、高麗の地方様式の石菩薩像であることをよく表している。
立仏像は頭がないが量感が豊富で、洗練美のある彫刻としてかなりの水準の作品であり、破壊が激しい頭のない坐仏像は全身から発する光を形象化した光背の石質と様式から見て、高麗時代の仏像であることが確認でき、1963年1月21日に宝物第71号に指定された。
- 位置
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- 慶尚南道咸安郡咸安面大山里1139